千々石ミゲル
発掘調査支援
プロジェクト

発掘調査の様子
左写真:千々石ミゲルの子孫・浅田昌彦氏(左)も見守る中、発掘調査は進んだ。

棄教していなかった!?定説を覆す発見に関わる!

社員2名を発掘現場へ派遣。

16世紀にキリシタン大名の名代として欧州へ派遣された「天正遣欧使節」4名のうちの一人、千々石ミゲルの墓とされる墓碑(長崎県諫早市)の発掘調査。オリエントでは、50周年プロジェクトの一環として、完全ボランティアで2名の社員を現地に派遣しました。

生田 智志
樋口 洋行
発掘の様子

歴史的発見に関わる!

19日間に渡る発掘で、ミゲルのものと思われる歯、ロザリオ(キリスト教の祈祷で使われる聖具)の一部とみられる玉が出土。ミゲルは、天正遣欧使節の中でただ一人、棄教したとされてきましたが、今回の発見で信仰を捨てていない「潜伏キリシタン」だった可能性が高まりました。これらの遺品は、オリエント社員が発掘中に発見しました。

完掘した9月8日に行われた記者発表には多くのメディアが集まり、歴史的発見への注目度の高さが伺えました。今回の支援が長崎へのご恩返しにつながることを期待しています。

発掘されたロザリオの一部とガラス片

発掘されたロザリオの一部とガラス片。(棄教したという)説を覆す遺品の出土に関わることができ、正直鳥肌ものだった。」と、オリエント社員。

ロザリオの一部と見られる玉 出土した人間の歯
写真提供 千々石ミゲル墓所発掘調査実行委員会

左:ロザリオの一部と見られる玉
右:出土した人間の歯

記者発表の様子
記者発表の様子(2017.9.8)
ベースマップ

ベースマップ寄贈

長崎と天草地方の潜伏キリシタン
関連遺産支援プロジェクト

世界文化遺産候補「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、潜伏禁教の時代を物語る12の資産で構成されています。

そこで、当社の技術を生かしたPRができないかを検討し、点在する各遺産のマップを制作しました。国土地理院などの地図を元に、原城跡や大浦天主堂など全10種類の地図を作成。下準備期間を含め、3ヶ月かけて完成させました。

「どこにあるのか」「なぜそこにあるのか」を正しく理解し、その歴史的価値をPRする活動に役立てていただきたいと思います。

贈呈式の様子
右写真:贈呈式(左)松川久和文化観光国際部長[2017.8.10 文化観光国際部長室にて]