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被爆80年「忘れないプロジェクト+」が開催されます

広報担当

私たちの活動に共通していえるキーワード『忘れない』

私たちは身近に語り伝えられてきた原爆や平和について、今、この日、この時がどれだけ平和か。
何気なく迎えている今日という日を今一度思い返し、先人たちが育て、築いてくれたこのまちを、風景を、私たちは次の世代へ守っていかなければならない。いつ、誰が戻ってきてもいいように。
その新たなアプローチとして、あらためて原爆や平和について考え、思い返すプロジェクト。
それが『忘れないプロジェクト+』です。

被爆地に生まれた私たちにとって原爆や被爆継承は、小さい頃から心の中に擦り込まれ、誰もが一瞬でも考えてきたものではないかと思います。私たちは長崎に住むもの、被爆地に生まれたものとして、先人たちと同じように語り継ぐことはできないけれど、これまでとは違った形での継承を次世代に繋いでいくことは可能だと思っています。

被爆第二世代、第三世代、第四世代へと、これから先も受け継がれていくにあたり、それぞれが心の奥底に秘めた「祈り」や「継承」、「戦争」や「平和」に対するそれぞれの想いの欠片を集め、一人でも多くの方と一緒に繋がっていきたい。それがこの「忘れないプロジェクト+」の目的の一つです。

私たちは「戦争反対」と声を高くあげ、何かの活動を始めてほしいとは思いません。
被爆者の方たちがつくったこの日本でどれだけ平和に生きているか。家族がいるということがどれだけ安心か。
ささいな日常を少しでも幸せと感じることができればよいと思う。
そんなたわいのないことが、本当の平和活動ではないかと感じています。
※「カウンターの向こうの8月6日」一部引用 著者:故・冨恵洋次郎(2017年没・37歳・広島出身)

 

この「忘れない」というシンプルかつ強い想いを、今回の活動の中で、若い世代と繋いだり、音楽と繋いだり、広島と繋いだり、被爆者と繋いだり、未来と繋いだり…
そんな活動をたくさんの人と広く繋げていきたい、増やしていきたいとの思いを込めて、最後に「+(プラス)」をつけています。

貴方(被爆者)がいたから、今私たちは平和に生きています。

長崎を最後の被爆地とするために、みんなで耳を傾けましょう!

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